Column コラム

Rosemont Watch Journal

28 August 2015

スイス時計の歴史とRosemontの軌跡

Rosemont編集部

時計産業の中心地と呼ばれるスイス。なぜ、スイスに数々の有名時計ブランドが軒を列ね、今なおそのクォリティの高さが世界中で認められているのか。「時計はスイス製が1番」と耳にしたことはあっても、その理由を知っている方は少ないのでは?


王室や貴族のための美術品だった時計が、一般に登場するようになったのは15世紀から16世紀にかけて。意外にも、その頃の時計製造の中心地はスイスではなくフランスやドイツでした。1517年に始まった宗教改革により、迫害から逃れてきたカルバン派の信教徒がスイス・ジュネーブに集まり、もともと宝飾細工や手工業が栄えていた街に時計製造技術がもたらされることに。当時の最先端技術と装飾工芸が融合し、数々の名品が生み出されました。

加えて、長く厳しい冬の間、ジュネーブやその近隣の山間部で農閑期の内職として時計の組み立てが盛んになったこともスイスで時計産業が発展した理由のひとつと言われています。その後もスイスの天才時計職人たちによって革新的な時計が発案され、19世紀には世界最大の時計製造国に成長。スイス製時計の確固たる地位を築き上げていったのです。

また、澄んだ空気と水、そして高地ゆえの涼しい気候は、時計をはじめとする精密機器を製造する上で欠かせない要素でした。そんな地理的な条件にも恵まれたスイス・ジュネーブで1951年に正式登録されたRosemont。実は、その歴史は1900年代初頭に遡ります−−−。

薔薇の時計 Rosemont誕生
1950年頃のRosemont ポスター

時は1900年代初頭。1905年5月22日、腕時計の黎明期とも呼ばれるこの時代に、スイス時計産業の都ラ・ショー・ド・フォンで“ROSEMONT SWISS MADE”と商標登録された記録が残っています。

当時のRosemontはローズウッドを使った置き時計や壁掛け時計を製造しており、ブランド名の“Rosemont”はフランス語の“Rose Montre(薔薇の時計)”に由来。ローズウッドはその木目の美しさと希少価値から「木の宝石」と呼ばれている木材もあり、重硬で耐候性が高く、長持ちすることから古くから高級家具や楽器に使用されてきました。

SWISS WATCH FAIR & BASEL WORLD

1948年「SWISS WATCH FAIR」の出展者リスト

2つの大戦を乗り越え、スイス時計産業は更なる発展を遂げます。Rosemontも独創性あふれる作品を次々と発表。スイス国内のみならず、隣国フランスやヨーロッパ各国で高い評価を獲得しました。毎年春に開催される世界最大の宝飾と時計の展示会「BASEL WORLD」の前身、「THE SWISS WATCH FAIR」にも1940年代から出展。名だたる時計ブランドとともに、スイス時計産業の歴史をつくりあげてきました。

BASEL WORLDには2016年も参加を予定しています。来年も、皆さまを魅了する時計をお届けできることを楽しみにしています。

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